ミニノートの使い方を極める

ミニノート乱立時代

EeePCを発端として、工人舎EeePCより前?)、HP、DELLと、多くのメーカからミニノートが発売されるようになった。当初ミニノートの出現に関して言われたのが、「どうやって使うのか?」という話だったと思う。それがいつのまにやら、「出せば新しいから売れる」という現状になってしまった。

ミニノートの最大の利点は携帯性

ミニノートの最大の利点は、ぶれやすいが、やはり携帯性なのだと思う。自分は工人舎のミニノートを購入して、もっとも良かったと思う点は、「パソコンバッグを持ち歩かなくても、普通の鞄にPCが収まる」という点だった。それは自分が携帯できるPC環境を欲していたため、すぐに利用価値を見いだすことができた。

自宅のPC環境を外に持ち出す感覚。使い方は結局一緒。

外では自分のPC環境が得られなくていらだつことが多い。たとえば、TeXが扱えないとか、自分のブックマークが使えないとか、そういう些細なことだ。さらに、家のPCは「パソコンデスクに座る」ことが基本となるが、携帯ノートの場合はそれが問われなくなる。その「ただ持ち出せる」という機能はやはり便利なのだ。

ネットによる共有でさらに加速

このサイトはいくらかのネットによるプラットフォーム共有作戦を行っている。

Gmail作戦 - ITで遊ぶ
ITで遊ぶ
オンラインブックマークスクリプト 74th Bookmark - ITで遊ぶ

事実、メールとブックマークはネットさえあればどこでもアクセスできる。こうなってくると、各プラットフォームに「情報」を落として保管しておく必要もない。ミニノートでも瞬時に同期してくれるようなものになった。

結局一番使っているのはごろ寝PC

なんだかんだこのミニノートを一番使っているのはベッドの中でだ。先日紹介したごろ寝マウスを使って、寝っ転がりながらだらだらとネットするのに最適だ。もしくは、ギャルゲーの類ならばそれほど処理能力も要らないため、ごろ寝でやるには最適だといえる。生憎、工人舎AMD GeodeのPCはビデオチップがDirectXに対応していないため、動作が遅いゲームが多い。さらにニコニコ動画なんかも見れない。もし見れたり、ゲームができたりしたら、生活が変わっていそうで怖いが。(ちなみにEeePCならそれだけの処理能力があるらしい、うらやましい)

で、

ミニノートはどこでもクライアントになったわけだ。

最後に、

EeePCまで待たずに、工人舎のミニノート買った奴は負け組!みたいに言われているけれど、工人舎PC良いよ。

  • 解像度切り替えボタンが付いている(液晶の解像度は800×480だが、1024×600でも表示可能)
  • 充電時稼働時間が4時間(仕様では5時間となっているが、4時間がせいぜい。でも、EeePCよりだいぶ安心して動かせる)
  • EeePCより一回り小さい
  • 大手家電量販店で買えるので、5年保証が付けられる
  • なんたって「日本企業!!」
  • EeePCみたいに「ぎりぎりの容量をどう使うか」ではなく、好きなソフトをじゃんじゃんいれられるだけの40GBハードディスク
  • 画面が回って、画面の横にポインターが付いている。寝転がりながら使う、人に見せながら使うことを前提に作られている。

この、容量と画面が回る点を考えても工人舎のPCは「モバイルで使わせる」PCになっている。EeePCはあくまで「格安ミニノート」の域を出ていないと思う。