Builderscon 2018に参加してきました

勉強になったというよりも、面白かった!

講演

  • 光らせるのは正義。
  • mbed使ってみたい。
  • ハードウェアの闇は一介のエンジニアではどうもし難い感じがすごく闇。でもそれをエンジニアでカバーしてて尊敬。
  • Vチューバー実演は画期的。
  • Envoy internals deep dive: Envoyの話。中の実装として、性能追求のために何をしているかを話してくれて、すごく興味深かった。no lock!
  • Kubernetes で実現するインフラ自動構築パイプライン: EKSのtipsが聞けてよかった。
  • Building and operating a service mesh at mid-size company: Cacheの運用において、状況と対応を細かく説明されて面白かった。
  • カクヨムでの縦組み表示の実装と、縦書きWebの将来に向けて: 縦書きWebの闇面白かった。
  • Istio: Weaving a Secure Service Mesh: セキュリティをあと付けできる実例が面白かった。
  • airflowを用いて、複雑大規模なジョブフロー管理に立ち向かう: Airflowの実例聞けてよかった。マシンサイズで殴るのが通用してるAirflow強い。
  • 安全なランダムネスの理論と実践: 物理乱数発生器を使って、回路もオープンで、検証可能なランダムネスじゃないと怖い。
  • ソーシャルゲームが高負荷に陥っているとき、何が起こっているのか 〜その原因と対策〜: 実例面白い。そこかしこに凄そうで事前に対策できていたチームっぽさがでていて素敵だった。ガチャの行は笑った。
  • 次世代通信プロトコルにおけるセキュリティ・プライバシー保護・パフォーマンス: プロトコル策定屋さんの考え方が興味深かった。今後プロトコル変えることもできるようにしていくという考え良い。
  • 高集積コンテナホスティングにおけるボトルネックとその解法: Linuxシステムコール律速を回避する調査過程もあって勉強になったのに、話も面白い。
  • ハードウェアをE2Eテストできないなんて誰が言った? - IoTのテストを自動化するメソッド: 実直に環境作って耐久テストしてるの良い。ArduinoとRasPiを組み合わせると良いという知見。
  • OSS取り組みのCybouzのポリシー: こういうの公開してる企業尊い。その開発者を信用してOSSを推進するための形になっているのも尊い。そして日本でも広まって欲しい。
  • Self−Hosted Kubernetes: ネタかと思いきや、無理やりやったという話ではなく、Kubernetesコンポーネントの説明を実直に聞けたの良い。
  • Extending Kubernetes with Custom Resources and Operator Frameworks: レベル高くついていけなかった。
  • キーボードをカスタマイズしてプログラミング環境を良くした話: =>ならみんなほしいと思っているはず。
  • メルペイにおける、マイクロサービスに寄り添うログ収集基盤: DWH、なにか製品入れたほうが早そうと思ったけど、プロプラはいれないのだろう。
  • WebReplayから見るWeb開発の未来: 過去をやり直したいと思ったことは投資以外でありません。
  • チームでテストを書くために: あの会社テストやってるってよといえる事例。
  • cpanfile が Ruby でパースできることに気づいた俺たちは: 爆笑。
  • フロントエンド技術で次世代プログラミング環境を考える: JSで動くなら、74th/vscode-vimVimクローン実装もエディタIF部実装すれば使えそうと思った。
  • 「登壇やLTを始めてみたい」方の背中を押してみたい: 押された。あの手が上がらなかったのは、やってみたい人がいなかったのか、皆登壇経験ありだったのか。
  • iOSDCJapan2018に本物のインターネットを提供した話: /22持ってる会社強い。牧さんに頼ればよいという知見。
  • Node.js で CloudFormation のテンプレートを分割して管理する: JSモジュールとして実装すれば、分割だけじゃなくて、JSとして動くというの、いろいろ応用がありそう。
  • スーパーファミコン: スーパーライブラリがありそうと期待させて、裏切られてる話、話を聞くだけなら最高のツマミ。
  • ネットワークテスト: 手軽という知見!やってみようという気にさせる(やってみるとは言っていない)
  • Swiftアップデート: Swift5.0になってから触ってみようと思った(触るとは言っていない)
  • フォトブース: 撮ってみる勇気は出なかった
  • PM: 予算使ってとんずらするPMはいそうで、胃が痛い。無事逃げられたようで(無職の行にそういう意味があるのかと)。

その他

  • オープニングの元ネタのゲーム、持ってたけど積まれていたので、やろうと思った。
  • 前職の人に久しく会った!
  • 電子名札首から下げるにはちょっと重かった。
  • メルカリのビデオが振り切ってておかしかった。朝採れうまい棒食べた!

運営の皆様

  • 本当におつかれさまでした! すごく楽しかったです。
  • 同時に講演されて見れなかったものが多数あり、動画Up待ちしてます。
  • 多目的室で水をのむのはOKなのかよくわからなくて、のどが渇いた。
  • イベントホールEがオアシスでした。

技術書典4にて『構造化と性能の間をGolangで攻める技術+WebWorker活用技術』を頒布しました

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表題の通り、技術書典4にて、新刊『構造化と性能の間をGolangで攻める技術(+WebWorker活用技術)』を頒布しました。

 

この本を書いたきっかけは、仕事で性能要件が高いミドルウェアの開発にGolangを採用したためそこそこ大変だったためです。この仕事(ミドルウェア開発)に携わる前に欲しかった情報を、改めて実験してまとめました。性能が伸び悩む原因を根拠もなく構造化のせいにしたことがあったため、これらの情報が仕事の前にあったなら、もっと解決が早かったのに、という思いで書きました。

 

前回のVSCode本に比べて、Golangの性能要件というテーマのターゲットの狭さを感じつつも、今しか書けない、今書きたい、その気持ちで作りました。

 

boothで販売しています。興味がありましたらお手に取ってみて下さい。

https://74th.booth.pm

 

同じ仕事で、Webクライアント側のミドルウェアを開発して性能要件と戦っているメンバーに声をかけ、WebWorker活用編を書いて貰いました。

 

当日は、ありがたいことに電子版も含めて200人以上の方に購入していただきました。「CじゃなくてGolangになったのが時代だねー」みたいな話も参加者とすることができました。

 

また、既刊『VisualStudioCodeデバッグ技術』の本の残部を20部だけ持って行ったのですが、1時間で捌けてしまいました。PDF版の方も同時に買っていただける場合も多かったのですが、できるなら本(物理)が欲しい方が結構多かった印象でした。

前回買って下さった方らしい人が、一緒に来た方に「これ便利で机に置いて使ってる」と説明してる声が聞こえて、凄く幸せな気持ちになりました。

 

前回技術書典3では最初の2時間に購買力の高い人達が集中していた印象でしたが、今回技術書典4では集中した時間はなく、15時くらいまでコンスタントに売れ続ける様でした。運営の方々の能力の高さを感じます。

運営の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

 

↓欲にまかせて入手した戦利品です。

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『オブジェクト言語解体新書』読了

技術書典3にて。


クラスもまたオブジェクトであるということを、メモリのポインタ参照の図を含めて理解させてくれた。
GoFデザインパターンのあれでは、オブジェクト指向ではなく、クラス指向だというのは、自分の中でクラス設計がうまくいかないと思っていたことが、腑に落ちたように思う。
コードよりも適切な図が多く、解りやすかった。

クラス設計にはまり始めたひとにそっと差し出したり、そもそもクラスとはとか語りたくなった。

頭がこねこねする良い本でした。

 

http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=34612