カインズ工房でレーザー加工機を使って自作キーボード用のプレートを作成した 2026

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  • カインズ工房ではレーザー加工機を使って自作キーボード用のプレートを作成できます
  • 利用条件にAdobe Illustratorで作成したデータが必要ですが、無料で利用できるInkscapeでも問題なく作成できました
  • 前に利用したときと制御ソフトウェアが変わっていました
  • いろいろはまりポイントがありますが、この記事にまとめました

自作キーボードでのアクリルでのプレート製作

遊舎工房さんなどのレーザーカットサービスを使って、アクリルをカットして自作キーボードのプレートを作ることがよく行われます。私自身も遊舎工房さんのサービスを利用したり、地元にあるホームセンターのカインズ工房のレーザー加工機を利用して、アクリルのプレートを作成しました。

今回、新たな自作キーボードを作るにあたり、久しぶりにカインズ工房のレーザー加工機を利用しました。その時にやったことをまとめます。

4年前の記事の補強板となっています。

74th.hateblo.jp

カインズ工房のレーザー加工機

カインズ工房ではレーザー加工機時間貸しサービスを提供しています。 2026年2月現在、30分2,500円の料金で利用できます。

diy-style.cainz.com

このサイトで予約して利用できます。 こちらのサイトにマニュアルがあり、事前にどのような操作をするのか確認できます。

この利用には、事前にAdobe Illustratorで作成したデータが必要になります。 しかし、筆者はAdobe Illustratorを持っていないため、無料で利用できるInkscapeで作成したデータを利用しましたが、問題なく利用できました。

まず大前提

ここに書かれていることはカインズ工房の公式の情報ではありません。

カインズ工房から、公式のマニュアルは前節の通り公開されています。 こちらをよく読んで、利用してください。 当日も、こちらのマニュアルを見ながら操作するようにしましょう。

また、カインズ工房ではIllustratorで作成したデータが必要とされていますので、Inkscapeで作成したデータでダメと言われた場合には諦めてください。 利用できない場合やトラブルに対して、本記事の執筆者は責任を負いません。 自己責任で行ってください。

初回利用時には、カインズ工房のスタッフの方が操作方法を教えてくれます。 特に、レーザー加工機の焦点合わせの方法は一度教わりましょう!

カインズ工房のレーザー加工機に必要なデータ

カインズ工房のレーザー加工機で利用するのに必要なSVGデータの形状は以下のようになります。

  • 1箇所のくりぬきのためのパスは、1つのパスでできていること
  • 1つのパスは、ノード(点)同士が全て繋がっていること
    • つまり、ノード(点)を1個動かすと、ノードに繋がった2つの線が動く状態です。2つのノード(点)が同一座標に置かれている状態とは異なります)
  • グループ化されていないこと
  • 線の太さは、0.01mmまたは0.003pxであること
  • 線の色は、#ff0000(赤単色)であること
  • 各オブジェクトの塗りつぶしは、なしであること

この状態のSVGデータを作成し、Adobe Illustratorで開いて利用できました。

KiCadからカットデータとなるSVGファイルを作成する

筆者の場合には、まずトッププレートのデータをKiCad上でEdge.Cutsレイヤーとして作成しています。 KiCadを使う理由は、事前にロジックPCBのデータをKiCad上で作成しているため、ロジックPCBのスイッチの位置に重ねる形でトッププレートのデータを作成できるためです。

KiCadで製作したデータ

既にトッププレート用のEdge.Cutsレイヤーだけのfootprintを作成してあり、それを配置しています。 なお、このfootprintはGitHub上で公開しています。 ここのSwitch_MXSwap_1.25u_Top.kicad_modなどのファイルがそれに当たります。

github.com

次にこのデータをSVGに出力します。

メニューバー->ファイル->プロットから、以下を設定して、プロットを押します。

  • 出力フォーマット:SVG
  • 含めるレイヤー:Edge.Cutsのみ
  • 全般オプション:基本的に全部オフ(図画用紙等を描画させない)
  • SVGオプション:
    • 出力モード:モノクロ

SVGへのプロット

ここで作成されたSVGは、線分ごとにパスが作られ、ノード(点)が繋がっていない状態になっています。

このパスを繋げるには、まず、1つのくりぬきのパスを全て選択して、メニューバー->パス->結合を行います。 しかしこの状態では、線分同士が繋がっていない状態になっています。 各線分の重なっているノード(点)を選択し、「選択した端点ノードを連結」し、ノードを繋げて、1つのパスにしていきます。

単一パスにするのとノードを繋げる作業がなかなか骨の折れる作業です。 これをスクリプト化したものを下記に置いています。 このスクリプトは、ひとまず私の環境で動いたものであり、必ず利用できることを保証する物ではありません。 実行後、期待通りのファイルになっているか、Inkscape上で確認してから利用してください。

https://github.com/74th/74th-kicad-parts/blob/main/scripts/convert_edge_cuts_svg/convert_edge_cuts_svg.py

その後、以下を行います。(上記スクリプトは、グループ化までは行いますが、色設定までは仕込んでいません)

  1. グループ化を解除して、全てのパスが並列に並んだ状態にする
  2. パスの内、最も外側のパスを最後に移動する(最も外側のパスが最初にカットされると材料が動いてしまうため)
  3. 全てを選択し以下を設定する

この状態のSVGファイルを持ち込みました。 カインズ工房設置のPCでAdobe Illustratorで開いて、aiファイルとして保存しました。

これまで遭遇したデータ周りのトラブル

カットとして認識されない

2回目のレーザーカッターを利用した時に、カットとして認識されない問題が発生しました。カットではなく彫刻としては認識されているようでした。

Ctrl+Aでオブジェクトの全選択をしてみると、「塗りつぶし」の所が「透過(斜線表示)」になっていませんでした。「塗りつぶし」があるとカットラインとしては認識しないようです。「塗りつぶし」を「透過」にすると認識するようになりました。

あとからInkscapeSVGファイルを開き直して全選択をしてみると、確かに「フィル」が「x(なし)」になっていませんでした。

Illustratorで開いた時に一部の図形が表示されない

3回目のレーザーカッターを利用した時に、Illustratorで開くと一部の図形が表示されませんでした。

表示されたものと差を見ていくと、グループ化されていると表示されていないようでした。

グループ化を1つ1つ解除することで、カットラインとして使えるようになりました。

カインズ工房のIllustratorにて、スウォッチライブラリがない

Rubyを用いたマニュアルでは、スウォッチライブラリでspeedyを選択するように指示があります。 しかし、私の利用した店舗のIllustratorにはスウォッチライブラリにありませんでした。 ひとまず、そのままで利用できました。

カットの順序として、外側を最後にカットして欲しいがそうなってない

カットの際には、ずれないようにするためにも、内側を先にカットし、外周部を一番最後にカットすると良いです。

Ruby(レーザ加工機操作用ソフトウェア)の操作中に、カット順序が表示されるのですが、確認すると外側が一番最後になっていませんでした。 Ruby中のカット順序の表示にて、順序を入れ替えることができ、そこで一番最後に持ってくることができました。

おそらくSVGファイル内のレイヤーの表示で、外周のパスを一番最後に持ってきていれば良かったのだと思います。

カインズ工房でのレーザー加工機の操作手順

カインズ工房提供のマニュアルの通り操作していきましょう!

diy-style.cainz.com

現地にもこのマニュアルを印刷した物が置かれており、これを見ながら操作しました。 繰り返しになりますが、初回利用時には、カインズ工房のスタッフの方がレーザーカッターの操作について教えてくれます。 かならず教わってその通りやりましょう。

パラメータの設定

素材によってカットに必要なパワーやスピードのパラメータ設定が異なります。 ショップにあるマニュアルにはパラメータの設定例が載っていますので、そちらを参考にしてください。

アクリル2mmのパラメータ設定例

2021年当時は、以下のパラメータで利用していました。

  • パワー: 100
  • スピード: 0.55
  • Hz: 1000

その時は、スピード0.6では一部の箇所のみ切断できない(力を加えれば折れるので、使えなくはない)ところがあったので、最終的に0.55にしていました。

しかし、2026年2月に利用した際には、同じパラメータ設定で、わずかに一部が切断できないところがありました。 よって次回はさらにスピードを落として、0.50で利用してみようと思います。

  • パワー: 100
  • スピード: 0.50
  • Hz: 1000

カットにかかる時間

操作中に、カットに要する時間が記載されます。以前の私のデータの場合は4分40秒でした。

しかし、このカットを始める前に、「レーザーカットのデータの送信」、「アクリルの設置」、「焦点合わせ」を行う必要があり、データの送信は同一のものを出力する場合には省略できますが、「データの送信」に慣れても3分、「アクリルの設置」、「焦点合わせ」に1分程かかります。

さらに、レーザーカットの後には排気が行われ、材料が取り出せるまでに時間がかかります。さらに切断後の素材のため、いろいろカットした部分がポロポロ落ちるため、取り出して折り曲がらないところに挟み込むまでにも時間がかかります。慣れても1分ほどかかると思います。

よって、1枚あたりの作業は、カット約5分+前後2分で、7分ほどかかる計算になります。すると、30分でできる加工は4枚セット分程度だろうという試算になりました。

今回利用したときも、データセットアップに7分程度かかり、30分で2枚カットがぎりぎりでした。

加工する時に別途用意するもの

次に加工する時に別途用意するべきと思ったものは以下の通りです。

  • 完成部品を入れておくケースを用意しておくこと。段ボールを2枚用意し、長めの輪ゴムで巻いたもので挟んで持ち運びしました。
  • 端材を入れる袋を用意しておくこと。スイッチの穴があり、大量に小さな端材が出ます。

レーザーカットサービスか、時間利用で自分で加工するか

このようにレーザー加工機でどのような生産ができるか見積もれるようになりました。

今ボトムプレート10セット分、トッププレート5セット分を作成したいのですが、そのコストは以下と試算できます。

  • レーザー加工機レンタル2時間(16セット分)2,500円x4=10,000円
  • アクリル材料費 アクリル板透明2mm 300x450mm(3セット作れるサイズ)x5枚(15セット分)=2,673円+送料
  • +交通費

アクリルの購入先

アクリルははざいやで購入しました。様々な種類のアクリルを販売してくれます。

www.hazaiya.co.jp

今回の製作

今回は、アクリルをトッププレートにした自作キーボードを製作しました。 3Dプリントしたケースと共に利用して、天板がアクリルで綺麗なため、見た目がとても良くなりました。

激安マイコンCH32V003を使って、キーストロークを入力する1%キーボードを作る

tl;dr

  • CH32V003は秋月で60円で買える激安マイコンですが、USBデバイスペリフェラルはありません
  • CH32V003にはrv003usbというUSBデバイススタックがあり、USBキーボードを簡単に実装できます
  • キーストロークを入力する1%キーボードを作りました
  • 呼び出しボタン付きの収まりの良いケースに入れた

できたものと経緯

x.com

タイプすると、"74th!"と入力されます。パスワードとか、特定の操作を素早く行いたいときに便利なものを作ろうとしました。

サイズを小さくしたく、マイコンボードではなくマイコン単体を組み込みたいと思いました。 そこで激安マイコンCH32V003を使うことにしました。

CH32V003とは

CH32V003は74thが愛用している激安マイコンです。過去に解説書を書いてしまうほど、自分の電子工作に欠かせないマイコンです。

74th.booth.pm

CH32V003には、USBデバイスペリフェラルがありません。 CH32V003のファームウェア開発ではch32funを利用していますが、その中にrv003usbというUSBデバイススタックがあり、USBキーボードを簡単に実装できます。

設計した基板

作成したKiCadファイルは以下で公開しています。

ポイントはrv003usb用のUSB周りの配線です。PD3、PD4をUSBのD+、D-に接続し、USBのプルアップ抵抗(1.5kΩ)をPD5に接続します。

後から気づいた反省点としては、RGB LEDをSPIのPC6に接続しなかったことです。 RGB LEDのドライバとして、SPI DMA転送を使えたのですが、SPI MOSIであるPC6に接続していなかったために、ch32funに含まれているSPI DMAドライバが使えませんでした。 代わりに、CPUでbitbangしてRGB LEDを制御するドライバを使用することになりました。 RGB LEDはSPI MOSIに接続する癖を付けたいです。

rv003usbでファームウェアを作る

rv003usbには、マウス、キーボードのサンプルコードがあります。

github.com

このコードは、1秒ごとに"B"キーを押して離す動作を繰り返すコードになっています。

これを書き換えて、以下の機能を付けました。

  • キーの押下を検出する
  • RGB LEDを点灯する
  • ASCIIコードの文字列で組み込んだ文字列をキーストロークとして入力する

TinyUSBのコードの中に、ASCIIコードをキーコードに変換するコードがあり、それを引用して、ASCIIコードの文字列をキーストロークに変換できました。

展示用にケースを作る

せっかく作ったので、天下一キーボードわいわい会Vol.10で展実しようと思い、ケースを製作しました。 アケコン用ボタンを使い、単体でもガジェットっぽく使えるようにしました。 狙い通り、呼び出しボタンのような雰囲気になりました。

コードとケース

製作したコードとケースのデータは以下で公開しています。

github.com

github.com

まとめ

妻に「パスワードを簡単に入力できるデバイスを作ったよ!」と言ったら、「そんな危ないものお家の中に置かないで!」と言われました。 デモでは「74th!」と入力してくれるデバイスになっています。

スイッチにDurock Ice King Tactileを付けたところ、透明なハウジングがよく光を通してパッと光り、癖になり、見ていて飽きないものになりました。

rv003usbでのキーボードは今のところちゃんと動いています。 確実性のあるキーボードを使いたいならばUSBデバイスペリフェラルを持つマイコンを使うことをお勧めします。 普段使い用のキーボードを作るマイコンとしては、QMK Firmwareを使ってカスタマイズしたいので、rv003usbを使うことは私はないでしょう。 SparrowSv3では右手キーボードのマイコンとしてCH32V003を組み込んでいます。

最後に以下は製作したキーボードでタイプした文字列です。

74th!74th!74th!74th!74th!74th!74th!

74thの2025年の製作・活動まとめ

74thの2025年の活動のまとめです。 去年は「自作キーボード」と「電子工作」で分けていましたが、今年は数も多くないので、同一記事になります。 「自作キーボード」「電子工作」「VS Code、AI、本職関連」の3つのセクションに分けます。

最も思いのあるところ3つ

  • 自作キーボードの集大成 SparrowS v3 を製作した
  • 愛用MCUを特集した『CH32V003開発ガイドブック』を執筆した
  • AIペアプロサービスのGitHub Copilotについて、Findyさんで単独講演した

自作キーボード

SparrowS v3を製作

新作キーボードSparrowS v3を製作し、販売しました。SparrowS v3は、本当に私自身の自作キーボード製作の集大成、エンドゲームとなっており、かなり自分でも満足できるものが作れたと思っています。この製作については以下の記事にまとめています。

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SparrowS v3はBoothにてキットを販売中です。

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はんだ実装が不要になる半組み立て品も出品しています。

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キーケット2025で販売

自作キーボード専門の同人即売会、キーケットに2024年から続いて今年も出店側で参加しました。

出展物については以下の記事にまとめています。

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キーケット出展についての振り返りを書いています。

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自作キーボードわいわい会 vol.8 に参加

表題のイベントに参加しました。

イベント中のパネルディスカッション「それはそう」に、ごはんださん、KaKKさんとともにパネラーとして参加しました。ポインターバイスと統合された未来のキーボードについてや、AIとの迎合でどうキーボードは変わるのかをお話しさせていただきました。

また、多くのキーボードに出会いました。出会ったキーボードは以下の記事で紹介しています。

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自作キーボードわいわい会 vol.9 に参加

表題のイベントに参加しました。出会ったキーボードは以下の記事で紹介しています。

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電子工作

同人誌『CH32V003開発ガイドブック』(技術書典18)

私は激安MCU、CH32V003を愛用しています。 MCUがもつ機能を全て知りたいと思い、CH32V003開発ガイドブックを執筆しました。

企画的には1年近く温めていた内容であり、自分が欲しいCH32V003に関する情報を全てまとめた自信作となっています。

この製作については以下の記事にまとめています。

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ありがたいことにこの書籍は技術書典18と、スイッチサイエンスマーケットプレイスでの販売を通して一度完売し、増刷しました。 現在でもスイッチサイエンスか、Boothにて購入できます。

CH32V003開発ガイドブックwww.switch-science.com

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また、UIAPさんがCH32V003をArduinoで使いやすくしたUIAPduinoを販売されており、それに触発されてArduino抜粋版を無料公開しています。

ch32v003-guidebook-arduino.74th.tech

つくまた2

つくまた1に続いて、つくまた2に出展しました。なんか作りたい人が参加しているので、すごく受けが良かったです。

RP2350Aの開発ボードを製作

RP2350Aが入手可能になったことから、RP2040と同様に自分の製作するガジェットに取り込めるようにしたいと思い、製作しました。

製作時の手実装の過程について、以下の記事にまとめています。

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ここで製作したボードを開発ボードキットとしてBoothにて販売しております。是非手はんだ実装に挑戦してみてください。

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RP2040で書き込み後にソフトリセットでは大丈夫なのにハードリセットでは立ち上がらない問題

キーケットで販売した自作キーボードキットには、私が手はんだ実装したRP2040が付いています。 このために多くのRP2040を手はんだ実装しました。 その時に、ソフトリセットでは大丈夫なのに、ハードリセットではファームウェアが起動しなくなる問題に遭遇しました。 その解決について、記事にしています。

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AtomS3Uを使ってスマホをキーボードマウスにするガジェットを作り、M5Stack Global Innovation Contest2025に応募

M5Stack Global Innovation Contest2025に今年も応募したいと思い、製作中のガジェットをAtomS3Uに移植して、その製作について応募しました。

www.hackster.io

この中で、取得したIPアドレスを伝えるためにモールス信号で光れば良いのでは、というアイディアができました。

また、WebSerialを使えばUSB CDC経由でESP32のWiFiセットアップができるのでは、というアイディアができました。

CH32V002、CH32V006の開発ボードを製作

お気に入りのMCU、CH32V003の後継機となる、CH32V002、CH32V006が入手可能になりました。 こちらの開発ボードを作成しました。

CH32V002については、CH32V003の基板をそのまま使うことができます。 CH32V006についても、CH32V003とさほど難易度が変わるものではありません。

製作については以下の記事にしています。

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キットの販売はしていないのですが、一時的にこの開発ボードのセットを販売しておりました。要望があればまた販売します。

74th.booth.pm

CH32V002をボタン電池で動かした

CH32V002は2Vで動作するとのことで、ボタン電池を電源とするケーブルチェッカーをCH32V002で製作しました

CH32V003に書き込みができる安価なライターを製作

74th.hateblo.jp

リビングに湿度計を設置

他参加イベント

  • SWITCHSCIENCE 第二回感謝祭: UIAPさんが出展していて、初めて挨拶でき、それから交流するようになりました
  • 理系フリマ: 参加者
  • NT東京: 参加者
  • Maker Fair Tokyo: 参加者

VS Code、AI、本職関連

FindyさんでGitHub Copilotについて講演

FindyさんでGitHub Copilotについての講演を依頼され、2回講演してきました。 私の解説できる限りを尽くして、GitHub Copilotをどうやって実開発で使っていけば良いか分かってもらえるような講演を目指しました。 多くをデモの形で伝えるようになっています。 そして、3つの使い方に分けたのが、よく伝わったのではないかと思います。

今注目のテーマというのもありますが、800名以上の多くの方に参加いただき、多く好評だったとの声を聞いております。

1回目の8月の講演については記事にしていただきました。1回目ではGitHub Copilotの全ての機能をどのように使っていけば良いか分かるような内容になっています。

findy-code.io

2回目の12月の講演では、GPT-5の登場により、よりエージェントが使いやすくなったことから、エージェントの解説を中心とするように変えました。 こちらの動画が残っております。よければご覧ください。

findy-code.io

スライドはこちらです。

speakerdeck.com

speakerdeck.com

Software Design 2025年3月号特集『コードエディタ大研究』にてVS Codeの章を執筆

多くのコードエディタを深掘りして、エディタの思想を比較して知ることができる『コードエディタ大研究』の特集にて、VS Codeについて書かせていただきました。 機能というよりも、私がVS Codeに対して思っている推しの部分を伝えました。

gihyo.jp

Software Design 2025年11月号特集『AI開発ツール大整理』にてGitHub Copilotの章を執筆

様々なツールがしのぎを削っているAI開発ツールが溢れる世の中を、大整理しようという企画に、GitHub Copilotについて書かせていただきました。

gihyo.jp

同人誌『DevContainer実践ガイド』(技術書典19)

DevContainerを解説した同人誌を執筆しました。2020年にもDevContainerの同人誌を書いたのですが、それからDevContainer技術はさらに発展していました。AIエージェントを隔離したい用途でDevContainerを見直すことになったため、この機会に内容を一新して書き直しました。

技術書典で大変好評いただき、用意した物理本が完売してしまいました。増刷を検討しています。

電子版であれば以下から購入可能です。

74th.booth.pm

執筆動機、内容について以下の記事に残しています。

74th.hateblo.jp

イベントへの参加

  • KubeCon Japan 2025: 海外のKubeConには参加したことがあったのですが、国内で開催されるとのことで参加しました。この分野についてやっぱり興味が深いと思い直しました。

まとめ

2025年は、今までの活動がいろいろ繋がった年でした。

  • 登壇3回(GitHub Copilot、自作キーボード)
  • イベント出展4回
  • 同人誌2冊