自分が103万超えそうなのでまとめてみた。「扶養親族」と「扶養家族」という二つの言葉があるのに戸惑った。ただし素人のまとめなので内容に保証はしません。
「扶養親族」の件で、103万をちょこっっっとでも超えると親がぐっと増税になる
なにがやばいのか
103万円(給与所得控除65万+基礎控除38万)をちょこっっっとでも超えた給与所得があると、親の「扶養親族」から外れることで、親が一気に「増税」になる。
いくら増税になるのか
扶養親族が一人いることで、扶養者、つまり親の給与所得の控除額が変わる。
扶養親族種別 | 所得税・扶養控除額 | 住民税・扶養控除額 | 増税額 |
---|---|---|---|
一般扶養親族(23歳以上) | 38万 | 33万 | 38万×(所得税率)+3.3万 |
特定扶養親族(23歳未満) | 63万 | 45万 | 63万×(所得税率)+4.5万 |
(ただし表は平成20年度)
所得税率を調べるにはこちら。No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁
もし、親の所得が500万くらいの大学生なら、63万×20%+45万×10%=17万1千の増税になる! 700万くらいなら、63万×23%+45万×10%=19万!
これは103万を超えた瞬間に増税になるので、注意。104万とか一万円くらいいいや、と思うと痛い目に遭う、親が!
学生本人にしてみれば、
まだ、勤労学生控除があるため、130万まで所得税はかからない。だが、103万から住民税はかかる。「103万を超えた分×0.1」が住民税としてとられる。*1
「扶養家族」の件で、130万超えると自分で保険料を納めなきゃいけない
なにがやばいのか
130万円(給与所得控除65万+基礎控除38万+勤労学生控除27万)をちょこっっっとでも超えた給与所得があると、親の「扶養家族」から外れることで、親の保険に入れず自分で保険に入らなければならない。
いくらかかるのか
県によって保険料が異なるが、月1万円近くになるらしい。
他の税金は?
130万を超えると、所得税と住民税がかかってくる。超えた額に対して、「所得税率+住民税率10%」をかけたものが納めなければならない税金になる。これは199万以下ならば15%なので、たいしたことはない。
よって
なにがなんでも103万円は超えるな。超えたからには200万くらい稼いで、家にも入れろ!
*1:9/24住民税は130万までかからない、と記載していた所を修正。