技術書典4にて『構造化と性能の間をGolangで攻める技術+WebWorker活用技術』を頒布しました

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表題の通り、技術書典4にて、新刊『構造化と性能の間をGolangで攻める技術(+WebWorker活用技術)』を頒布しました。

 

この本を書いたきっかけは、仕事で性能要件が高いミドルウェアの開発にGolangを採用したためそこそこ大変だったためです。この仕事(ミドルウェア開発)に携わる前に欲しかった情報を、改めて実験してまとめました。性能が伸び悩む原因を根拠もなく構造化のせいにしたことがあったため、これらの情報が仕事の前にあったなら、もっと解決が早かったのに、という思いで書きました。

 

前回のVSCode本に比べて、Golangの性能要件というテーマのターゲットの狭さを感じつつも、今しか書けない、今書きたい、その気持ちで作りました。

 

boothで販売しています。興味がありましたらお手に取ってみて下さい。

https://74th.booth.pm

 

同じ仕事で、Webクライアント側のミドルウェアを開発して性能要件と戦っているメンバーに声をかけ、WebWorker活用編を書いて貰いました。

 

当日は、ありがたいことに電子版も含めて200人以上の方に購入していただきました。「CじゃなくてGolangになったのが時代だねー」みたいな話も参加者とすることができました。

 

また、既刊『VisualStudioCodeデバッグ技術』の本の残部を20部だけ持って行ったのですが、1時間で捌けてしまいました。PDF版の方も同時に買っていただける場合も多かったのですが、できるなら本(物理)が欲しい方が結構多かった印象でした。

前回買って下さった方らしい人が、一緒に来た方に「これ便利で机に置いて使ってる」と説明してる声が聞こえて、凄く幸せな気持ちになりました。

 

前回技術書典3では最初の2時間に購買力の高い人達が集中していた印象でしたが、今回技術書典4では集中した時間はなく、15時くらいまでコンスタントに売れ続ける様でした。運営の方々の能力の高さを感じます。

運営の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

 

↓欲にまかせて入手した戦利品です。

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『オブジェクト言語解体新書』読了

技術書典3にて。


クラスもまたオブジェクトであるということを、メモリのポインタ参照の図を含めて理解させてくれた。
GoFデザインパターンのあれでは、オブジェクト指向ではなく、クラス指向だというのは、自分の中でクラス設計がうまくいかないと思っていたことが、腑に落ちたように思う。
コードよりも適切な図が多く、解りやすかった。

クラス設計にはまり始めたひとにそっと差し出したり、そもそもクラスとはとか語りたくなった。

頭がこねこねする良い本でした。

 

http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=34612

 

技術書典3にて、『Visual Studio Code デバッグ技術』を頒布しました

技術書典3にて、『Visual Studio Code デバッグ技術』という本を頒布しました。

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動機

技術書典1、2に一般参加し、とても楽しかったため、いつかはサークル参加したいと思っていました。

そして、Visual Studio Codeのデバッグに関するまとまった情報が欲しいと漠然と考えていたところ、それならば技術書典の機会に自分が作ればいいじゃないかと思い当たり、サークル参加することにしました。

本の作り方

私の妻は個人詩集を頒布していて、本の作り方は理解していました。

印刷所はプリントパックにお願いすることにしました。

www.printpac.co.jp

理由は以下の点です。

www.printpac.co.jp

用紙の無料サンプル

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ただし、以下の点に注意です。

  • たぶん丁寧にお付き合いしてくれる印刷所ではなく、慣れてる人や、OfficePrintを使った原稿をオートで発注するとか、そういう人向き。
  • 無線綴じ冊子印刷は、100部単位でしか発注できない。

表紙はGIMPで作成しました。GIMPの作成時のポイントは以下の通り。

  • 画像の拡大縮小にて、解像度を300ピクセス/インチに設定し、幅、高さを以下の背幅を求めるWebページ( http://www.printpac.co.jp/contents/ondemand_musentoji/index.html )から計算し、ミリメートルで入力する。
  • 作成した画像をOfficePrintで印刷する。この時、OfficePrintのプリンタの設定にて、出力のサイズに、カスタムレイアウトを選択し、正しい幅、高さを入力する。

原稿は、Re:Viewで作成しました。Mac上でRe:ViewでPDFを作成し、WindowsでPDFからOfficePrintを使ってPDFを再作成することで、すんなりと入稿できました。ちょっと字が薄くなった気はします。

Re:Viewでは、TechBoosterのA5レイアウトを使用しました。mhidakaさん、A5レイアウトのお願いを受けてくださってありがとうございました。おかげで自分の好きな文字の詰まった書籍を作ることができました。

ダウンロードカードは、GoogleDriveへのリンクを、名刺印刷としてプリントパックに発注しました。同じくGIMPで作成。

頒布状況

たくさんの方に買っていただき、それ以上にたくさんの方に手に取っていただきました。

なお、売上は以下の通りでした。だいぶプラスになりました。

  • 本+PDF 1,000円: 220
  • PDFのみ 800円: 16

現金以外の支払方法については、以下の通りでした。

  • 技術書典後払い: 21
  • PixivPay: 3

良かったところ

  • 技術書典タグを追っていたところ、チェック数はどうやらトップ10に入っているらしいことを把握。思い切って300部刷って良かった。品切れは起こさなかった。
  • 立ち読み会場で読んでくださってから、買いに来たという方がいた!
  • 妻に、買い物の財布と、売上の財布は分けておくように言われたこと。カウントを早々に諦めたけれど、正確な売上が後からわかった。
  • 技術書典後払いが、iPhoneユーザでも、販売できた!(ただしAndroidと絵文字の雰囲気が違ってちょっと混乱した)
  • 技術書典後払いを口実に、Android端末を買った!

反省点

  • 内容がひと目で分かるものを、やはり吊るしておくべきだった。
  • 数冊、見本誌とシールを付けておけばよかった。特に見本誌は設定していなかったが、やはり何度も手に取ってもらうとそれなりに曲がってしまう。
  • 在庫70冊…。

在庫…

以下で在庫を販売しております。よろしければお買い求めください。

74th.booth.pm

あと、妻の詩集もBoothで販売しています。こちらもよろしければお買い求めください。

mana-tomoo.booth.pm