どれも似たデザイン。というか、Macっぽい。
今までwindows98を使っていた叔母がPCを買うというので、選ぶのを手伝った。今春の最新モデルを見ていて思うのは、NECも富士通も東芝も皆白いデザインだと言うこと。ずでーんと部屋で存在感を醸し出すPCからインテリア的なPCへ変わろうとしているのは明白だが、これほどまでに似たデザインになるのは何故だろうか。
白いノートPCと言えば、Macしか思いつかなかったのは二年くらい前の話。日本市場のパソコンがMacに先導されている様にも思える。確かにMacはスタイリッシュで格好いい。だからといって、日本のパソコンは全然Macに追いつけていない。
スペックまで一緒
NECも東芝も富士通も売り出したいモデルの性能はCPUはT7250、メモリは2GBと、申し合わせたかのように同じだ。そして標準装備されているソフトウェアもだいたい同じである。さらには、液晶のサイズまで15.4インチワイドと全く一緒。こんな状況で、どうやって客はパソコンを選べばよいのだろうか。
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東芝 TX/66E T7250/2.0G/15.4/1Gx2/120G/SMlt/LAN/VisPrem/Of2007Psl PATX66ELP
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要するに選べない
はっきり言えば、客に選べという方が無理という話。叔母も、結局一番安かったNECを購入した。店員は、富士通と東芝よりもNECは中の部品が全部日本製だから安心とか、富士通のノートPCにテンキーが付いただけで3万円は確かに高いとか、それはPCの本質か、使う客はそれを考えるか、と問い返したくなるような宣伝文句しか言わない。結局選べないのだ。
ノートPCという形に収まり固定される
ノートPCはそれが顕著で、ノート型という固定された概念から抜けることができない。そのため、あの形に収まらざるを得ない。EeePCとか、MacBookAirとかそういうレベルに到達しなければ差別なんてつかない。
どんなパソコンも中身は結局一緒
パソコンなんて結局中身は一緒である。デスクトップでも、ノートでも性能は殆ど変わらない。そして、使い方も殆ど変わらない。だから、ノートPCとかデスクトップPCとかいう判別自体が間違っている。取っ手が付いたPCとか、タッチパネルのノートとか、とても小さく格安のノートとか、薄すぎるとか、そんなレベルの違いがあっても、やれることは何一つ変わらない。
パソコンのあり方を問うべき
それでもパソコンによって差別したいならば、あとはそのパソコンをどの位置に位置づけるかになる。これについては、後ほどまた考察したい。