インターネットを介した情報は、受ける側が選ぶもの

SNSで効果を上げるには

出張の道中、今更ながら「ウェブ進化論」を読んでいた。会社によってSNSをどう利用するか、というような内容の項目があったように思う。僕は、SNSをどうやって狭い範囲の中で利用すると楽しいか、という方法が見つからずあぐねいているが、それに一つの答えを見せてくれたように思う。これまでの答えは、OpenPNEの言っている「SNSさえ導入すれば効果がが上がるから何がともあれ導入してみなさい」というものであったが、僕はOpenPNEを導入してみてどうも取っつきにくさを感じた。「ウェブ進化論」を読んで、根本が違うんだな、というのが良く分かった。

情報の共有は、読者がその情報を欲しいと思って、初めて共有される

情報共有の出発点は、情報共有することではなく、情報を垂れ流すことだ。そして共有される情報というは、読者が読みたい情報ということだ。たとえ共有されていたとしても、読者が読みたいと思わなければ、共有されている効果は生まれない。だから、情報は「読者が選ぶ」という事に主軸を置かねばならない。

階層的なカテゴリ分けで探しやすく

よって次に考えるべきは、どのように情報を発見させるか、もしくは情報を発見されやすい場所に置くか、という課題になる。階層的なカテゴリ分けで解決できないかと考えてみる。それも、リンクによる連結のある階層的なカテゴリを考えている。あまりカテゴリが豊富だと大変なので、少量のカテゴリを階層化で解決させたい。

このリンクがある階層というのは、以下のような感じ。

  • コンピュータ
    • ハード
    • ソフト
    • その他
    • 本(本->技術書->コンピュータ、に飛ぶ」
    • 文芸書
    • 技術書
      • コンピュータ
      • 土木
      • その他
    • その他

読者としてはどちらに付けても構わない、みたいな。ただし、無限ループは含まないこと。

Web2.0にするには自動振り分け。それには情報量が足りない。

ウェブ進化論」を読んでいると、つくづくこの程度の考え方はWeb1.0的だと思う。Web2.0では人間が考えたカテゴリなんてものは存在せず、コンピュータが自動でインデックスを付けて使いやすい形に再構築する。そこまで情報量の多くない場所で使うのならば、この程度でどうにかなるんじゃないかと思ってみる。