さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
- 購入: 10人 クリック: 307回
- この商品を含むブログ (1053件) を見る
本書を読んでみるまでは、『週刊オリラジ経済白書』の『なぜあの店はお客がいないのに潰れないかシリーズ』みたいなノリだと思っていた。始まりはテレビ番組のような感じなのだが、それは会計学の本質に迫るための切欠に過ぎない。
さらに、会計学の概念を日常(家計)にどうやって生かすか、というような話題にも入っていく。自分は昔から何度も小遣い帳を付けたり、家計簿ソフトに入力してみたりしていたが、それが何のために行うべきか分かっていなかった。ただ、小遣い帳を付ければ何かが始まるだろうという淡い期待を持っていただけだった。無論、長続きした試しもない。
この本で、「ああ、今自分が“使える”お金を把握するために付ければ良かったのだな」と、分かった。言われてみればそれ以外に小遣い帳を付ける意味はないのだが、それを把握するための概念をこの辺で学ばせてもらった。
さて、これを実行するために、また何らかのウェブシステムを作ってみよう。今自分が使えるお金を毎日把握するためのウェブシステムを。これに関して、また記事を書く。