天下一キーボードわいわい会 vol.8 に参加したよ

自作キーボードわいわい会とは

自作キーボードの作品を、見たり見せたりするイベントです。 見るだけでも良く、参加の敷居が低いイベントです。 数多くの自慢の作品が並べられ、自作キーボード製作の熱が感じられる面白いイベントとなっています。

まだまだ新しいトライをされたキーボードが展示されており、デザインと機能が上手く統合されていて、このようなアイディアもあったのかと興味を引かれるものが多いです。

私自身、Vol.4から参加しており、5回目の参加となりました。

パネルディスカッションイベント「それはそう」に登壇

イベント中のパネルディスカッションイベント「それはそう」に、ごはんださん、KaKKさんとともに、パネラーとして参加しました。 ポインターバイスと統合された未来のキーボードについてや、AIとの迎合でどうキーボードは変わるのかをお話しさせていただきました。

YouTube上に動画が残っております。

www.youtube.com

私の話した部分をかいつまむと以下のような内容です。

  • ポインターバイスをキーボードに統合するか、キーボードの外に置くか
    • 物理操作の安定性から、統合しないと難しい話をさせていただきました。他のパネラーの方も挟んだりいろいろ考えられていました。
  • これからのキーボードにソフトウェア、ハードウェアで求められることは何か
    • ポインターバイスがマウスに縛られていて、ホイール操作などで不満があることをお話ししました。
    • BLE化で電源の構築が難しい話に、M5Stackなどのモジュールをくみあわせる道もあるのではとお話ししました。
  • AIとの迎合でどうキーボードは変わるのか
    • AIへの指示は、音声よりは、キーボードの方がBSができることでキーボードの方が早く入力できそう。
    • AIはタイポなども鑑みてくれるので、ひらがなだけでも伝わるため、漢字変換せずにひらすら入力する世界にもなってくるのではないか。
    • AIをキーボードに搭載する形では、AIスタックチャンをキーボードに棲まわせたらいいな。
  • 次の天キーまでに起こるキーボードの世界の変化の予想
    • 機能の観点でモジュールとして組み込む世界がもっと進むのではないか。

展示したキーボード

SparrowDialとSparrowS v3を、触れる形で展示しました。

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キータイプから、人差し指をさっと動かすことでポインターバイスが利用できるのを体験してもらうことができました。

今回展示したキーボードは例によって私のBoothショップでも販売しています。

過去にブログ記事でコンセプトや、製作過程をまとめた記事を作っています。

気になったキーボード

ここからは、私が気になったキーボードを紹介します。 紹介した以外にも様々な素敵なキーボードがありました。 あくまで私の観点で惹かれたものを紹介します。

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よっぴさんのAZPOCKETを触らせてもらいました。 本当に薄い、というかペラいです。 それでいて、打鍵感も悪くなく、素敵に思いました。

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赤外線で通信するキーボードと、赤外線を受け取るセンサーバー。 実用レベルで動作して、流石だと思いました。

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KaKK(ゴリラボ)さんのTrackey。 触って見ると丁度親指に収まる感じでした。

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金属筐体、シンプルに美しく思いました。 レイヤーマップの説明も、使うのが想像できてありがたかったです。

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中央に大きなトラックボールを備えたキーボード。 自分の右手人差し指でさっと触るコンセプトに近く、この位置良いなと思いました。

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異様な存在感を放つ、全てが四角いキーボード。 キーボードという概念をSFの世界に置いたような、強烈な印象を受けました。

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右手側だけをAlice配列敵に曲げた、エルゴノミクスを意識されたキーボード。 このちょっとした曲がりで、効果あるとされたのが、良いアイディアだと思いました。

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左手のジョイスティックに、トラックボールの加速、減速を割り当てているのが面白いと思いました。 こういう操作性を工夫する試みは、体験してみたくなります。

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縦の幅を狭めたキーボード。 私自身も、もっとスイッチの縦幅は小さくて良いと思ったことがあり、目を引きました。 独自にスイッチを作らねばならないと思っていたのですが、ChocV1スイッチを切断して利用するという発想が打鍵感を損なわず、非常に良いアイディアだと思いました。

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薄いスイッチを使ったミニマルかつ一体感のある感じで素敵に思いました。 ちょっと見えている小型トラックボードにも実用性を感じます。

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赤色で統一されて、ケースの塗装も一つの世界観があって素敵でした。

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ミニマルで、金属筐体と妥協ない作りで素敵でした。 ケーブルもない、無線で左右分割の世界を極めた感じがありました。

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既製品だと思いますが、透明なキーボード。 見たことがないもので、透明なのに異様な存在感を放っていました。

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エンティングをペン立てとして空間を利用するキーボード。 部屋にあったら当然のように便利ひ存在してそうで、素敵でした。

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全てをサイレントにしたアケコン。 レバーを触って見ましたが、ガチャガチャではなく、コツコツとした音がして、良いなとなりました。

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ApplePencilを立てられるキーボード。 卓上文具と一体化している感じが素敵でした。

他のこと

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キースイッチ総選挙という、スイッチの推薦投票イベントが行われていました。

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こちらの Sillyworks x Gateron Type R Tactile Switch が、とてもトラベルがスムーズかつ、滑らかな山のタクタイルスイッチで、驚きました。

名札をデコれるシールが配布されていました。 「タクタイル」「リニア」のどちらが好きかを主張できるシールの他に、任意のことが書けるシールもありました。 私は「Durockスイッチ推し」と思わず書いてしまいました。

恒例の抽選会では、ありがたいことに「Chosfox ランダムキースイッチ」が当たりました。

Chosfoxのお店は度々利用させていただいています。 この日もChosfoxキーボードケースに入れてキーボードを持ってきていました。

中身はWHITE FOX ASISと思われます。 HiFiサウンドとあるとおり、ボトムまで推したときにカカッと小気味よい音が鳴るスイッチで、早速キーボードに組み込んで楽しんでいます。

なお、5回のイベント参加で3回も当選しているのですが、毎回スイッチが当たっていますw

  • HHKB静電容量スイッチキーホルダ
  • Glouriousスイッチサンプル(中身はGateron)
  • Chosfox WHITE FOX ASIS

まとめ

冒頭の通り、実用性とデザインを兼ね備えたキーボードに、様々なアイディアが詰まっていて、それを一気に体験することができる非常に楽しいイベントでした! 開催ありがとうございました! また、次回の開催も楽しみにしています。