技術書典14のオフラインイベントが、5/21 にあり、そちらに新刊『マイコンさんに知らないプロトコルを喋らせる技術』を持って参加していました。
#技術書典 オフライン開場しました!
— 74th@技術書典14 (@74th) May 21, 2023
新刊「マイコンさんに知らないプロトコルをしゃべらせる技術」と、ProMicro サイズ開発ボード展示、キット販売してます!さ pic.twitter.com/Ur7uSozsOC
書籍の内容については、前の記事で扱っています。
新刊を手に取ってもらったよ
なかなかニッチな内容(かといって本業の人には難しくない内容)だったのですが、多くの方に手に取っていただきました。
やはり、オフラインで嬉しかったのは、前の記事にも書いた「課題意識」を共感して面白がっていただける方に届けられたことです。 どんなことを扱っていると話をさせてもらって、「面白そう、ください!」と言われるのが、書いていて良かったと思うときです。
賑やかしの展示
当日、マイコンでの制御方式が違っても同じように制御できていることを何となく伝えられたらと、実際に動いて WS2812 LED を光らせている展示を行いました。
明日の賑やかしの展示物、動画では分かりにくいですが、輝度抑えました pic.twitter.com/HapICWONMO
— 74th@技術書典14 (@74th) May 19, 2023
無事、会場でも光った
— 74th@技術書典14 (@74th) May 21, 2023
(一応はんだごて持参) pic.twitter.com/wRW9VIR0Pb
CH32V003、STM32F103、RP2040の自作マイコンボードを使って、本書で紹介した4つの方式でLEDを光らせています。CH32V003 が珍しいです。
当日、現地でもちゃんと光って展示できて良かったです。 いざというときのためにはんだごても持参していました(多分紙の多い会場で使うのは問題あるかもしれないので、外で使うつもりでした)。
PC用のモバイルバッテリーを持参して、マイコン4つを使って光らせていましたが、全然電池が減らず展示ができました。
マイコン開発ボードをグッズとして販売
この展示に使っているマイコン開発ボードキットも販売していました。
1つくらいしか売れないかなと思っていたところ、ProMicroサイズの小さい開発ボードは受けが良く、合計10個売れました。 複数個買われる方もいらっしゃりました。
ここでは、CH32V003 と STM32F103 と RP2040 の3種類のProMicro型マイコン開発ボードを販売していました。CH32V003は物珍しさで売れるかなと思っていたのですが、STM32F103の方も意外にも売れていました。STMicroのProMicro型は他にはないですよねと言われて、確かにそうかもと思いました。
また、過去に booth であなたのところの開発ボード買わせてもらったよーと言っていただけることもあり、このマイコン開発ボードキットを世に出す活動を続けていて、良かったなと思いました。
既刊
既刊も思っていたよりも売れました。 特に既に3つ前の技術書典の本となってしまった『VS Code デバッグ技術 2nd Edition』を買われるかたが多く、当日紙書籍の在庫が切れてしまいました。 オンラインではまだ紙書籍の在庫がございますので、よろしければこの機会にお求めください(boothよりもお安く出しています)。
所属企業のメンバーとも本を作って参加した
私個人のサークル 74th の他に、所属企業のメンバーと一緒に技術同人誌を作ってサークル参加もしています。 個人サークルの方は電子工作という完全趣味ですが、こちらは本業の活動で、公開できる部分を綴った書籍になっています。 無料ですのでぜひ読んでみてください。
私は「テーマ1 ハイパフォーマンスの実現」で『1.1. 高速配車マッチングシステムを支える技術 (74th)』を寄稿しています。
その他
かれこれ技術書典への参加は12回目ですが、Twitter でお見かけしてますとか、以前の本も読ませてもらいましたとか、声をかけていただけることが複数回あり、嬉しかったです。 この活動し続けていて、良かったと思いました。
また、私の出している自作キーボードキット Sparrow62v2 を、かっこよくカスタマイズしたものを見せに来てくださった方が居て、凄く嬉しかったです。自分が考えて作ったものがこのように愛していただいているのをしれて、本当に良かったです。
まとめ
開発ボードを展示したり、作った本について共感することを話していただいたり、はたまた過去の制作物の話をしていただいたり、他のブースの著者とお話しさせていただいたり、オフラインイベントならではのことが多くありました。
この書籍として発表するスタイルは、話し下手な自分にとってスタイルが合っていると感じています。次の時にもぜひオフラインイベントにも参加したいと思います。