昨年の10月からずっと試している金銭管理法がある。何度かこのブログでも金銭管理システムを作りたいと行ってきたが、それが実現可能なのかどうかをとりあえずエクセル(正確にはGoogle Docsのスプレッドシート)で試しているところ。
とにかく、毎月の「クリティカルな大きい支出」と「キャッシュフロー」を管理して、自分が何に使っているのか、いつ使ったのかを管理しよう、といった趣旨。1円単位まで管理していては身が持たない、小さな支出は雑費であるとして切り捨て、その雑費の合計額が足した値にならなければ問題ない、と思うようにした。
これがその金銭管理表。まずいかもしれない部分にはモザイクをかけた。というかほとんどモザイクになってしまってすいません。単位はすべて千円。
やっていることは以下のことだけ
- 貯金の残高とクレジットカード利用額を把握し、自分の全財産を知ること
- 収入を把握すること
- 大きい支出をしたら記入すること
- 給料日(単月決算日)には全部記すこと
収入と、現在のお金(貯金残高とポケットマネー)さえ記述すれば、支出と収入、そしてキャッシュフローがわかる。さらに支出を管理するため、お金を使ったと思うような大きな出費だけを記述し、残りの支出は雑費と固定費として処理する。これで自動的にキャッシュフローができる。このキャッシュフローをみて、健全か、使いすぎか、どうなのかを判断できる。
そして、これをやって得られた成果は以下の通り。
- キャッシュフローを管理するのは楽しいプラスになるとうれしい
- 今月こんだけしか収入なかったから押さえようとか思えてくる
- それでも自分は基本的にお金を使い過ぎ
- それでも自分が思っているよりも雑出費、固定費は多い
だが、5月に最悪の事態が起きた。使途不明金である雑出費がなぜか単月で20万を超えた。俺はいったい何に20万を使ったのだー! それが気持ち悪くて気持ち悪くて、もうスリにでもあったんじゃないかと思うくらい。
それで暴挙に出てしまった。まず、雑費扱いにしてきた恋人との交遊費を1円単位で管理した。結果、そこまで恋人との交遊費は大きくないことが分かった。その次として今現在は支出を1円単位で調査している。これを、正確に雑費を知るため、と割り切ってやってみている。
この方法の欠点はこのような事態に弱いこと。自分をコントロールできていれば雑費をコントロールできるはずなのだが、自分はそこまでできた人間ではなかった。
そしてもう一つ最後に残る難点、
- 結局この方法では金銭管理はできるが戦略的にお金を貯めることができない
本当は、自分の支出を知り、コントロールすることでお金を貯める方に自分を働きかけるつもりだった。しかし、自分は変わらなかったどころか、翻弄されてしまった。もうお金を貯めるには、やっぱり収入から天引きして、お金がない飢餓的状況を作るしかない気もしてきた。
でも、しばらくまだ続けてみようと思う。一番の敵は、家計簿ではなく金遣いの荒い自分なのだ。アドバイスいただけると喜びます。