2021年8月製作:同人自作音楽ゲームコントローラ『Dive 9』を頒布しました

この記事は、ブログ記事にしていなかった制作物を、改めて製作した過程を残す為の記事です。2019-2022年初頭ごろまであまりブログに残すことをしておらず、過去を振り返れなかったので改めて記事にしています。

同人自作音楽ゲームコントローラ『Dive 9』をBoothにて頒布しました。

製作動機

1998〜2022年の中学、高校生の頃、音楽ゲームが流行りました。 友人はBeat Maniaをやっている中、自分はポップンミュージックにはまっていました。

今の自作キーボードの知識を使えば、音楽ゲームに適したコントローラが作れるのではと思い、久しぶりにプレイしてみたくて製作しました。

製作

QMK Firmwareゲームパッドボタンの機能があります。QMK Firmwareファームウェアを作りました。マイコンは自作キーボードとしてProMicroを使います。

スイッチには薄型スイッチであるKailh Choc v1を使いました。 Choc v1に、スタビライザーを付ける形にしました。

キーの配置には、Beat Maniaにスイッチの間隔をネット上で公開されている方がおり、それに従って9キーを配置しました。 9キーあることで、ポップンミュージックがプレイ可能になります。

キーキャップには、DMM Makeの3Dプリントサービスを使って、MJFでキーキャップを作りました。MJFは硬い素材なので、充分な強度が得られました。

一方、スイッチに付けたLEDが全く見えなくなってしまい、ゲームコントローラとしての派手さに欠けました。

この後に、光造形式の3Dプリンタ、ELEGOO MARS PROを購入しました。 当時は、家庭用3Dプリンタで、キーキャップのステムを作るならば、造形精度的にFDMではなく光造形だろうと思っていました。

実際に製作し、透明な素材で作ったところキーキャップを製造することができました。

実際に打鍵している映像が以下のツイートです。

頒布

3Dプリンタでキーキャップを製造しました。 そして、こちらをBooth上でキットとして少数頒布しました。 ありがたいことに完売しました。

74th.booth.pm

今振り返ると

どうしてもChoc v1はスタビライザとあわせてカチャカチャしてしまうため、操作感が良いとは言えないものだったと思っています。

今思うとLEDの光り方とか工夫のさせ方がもっとあったように思います。

ですが、楽しい製作となりました。