会社でWindowsとMacを使っていて、メインはWindowsだがちょこちょこMacを使うため、わざわざキーボードとマウスを持ち帰るのが面倒、ということで、WindowsとMacでキーボードを共有するツールを使っている。
以前、WindowsXPとMacを使っていた時は、SynergyというP2Pでキーボードとマウスを共有するオープンソースのアプリケーションで良好に動作していた。この度、Windows7にマシンが変わった所、日本語対応SynergyKMはWindows7では使えないこと、Windows7対応のSynergyを使おうにも対応バージョンが以前入れていたSynergyKMのせいか、うまく起動してくれないことから、別の手段を取ることにした。
以下のツールを買ってみた。決して安くない。
SANWA SUPPLY ドラッグ&ドロップ対応USB2.0リンクケーブル(Mac/Win対応) 1.8m KB-USB-LINK3M
- 出版社/メーカー: サンワサプライ
- メディア: Personal Computers
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使い方は、WindowsとMacをこのUSBケーブルでつなぐだけ。つなぐと、USBの光ディスクドライブとして認識するのか、接続ソフトがWindowsとMacで両方自動起動する。Windowsの画面の端までマウスポインタを持って行くと、Macの画面の端にマウスポインタが現れ、以降Macを操作できる。
Windowsをホストにして、良好だった点は以下のとおり。
- Windows7x64(ホスト)、Mac OS X LION(ゲスト)で動作。
- 日本語JISキーボードとして認識し、日本語配列で使える。
- Winキー→Commandキーとして使える。
- 動作速度は申し分ない。
- Macでロックがかかってしまっても、パスワードをWindowsのキーボードで入力可能。
- WindowsとMacでドラッグドロップでファイルの受け渡しができる。
気づいた不満、問題点は以下のとおり。
- 変換、無変換キーを押しても、Macでかな、英数キーとして動作しない。
- →仕方なく、Mac入力方法の切り替えを、Alt+SPACEにした。
- 全角/半角キーがMacではよくわからん文字になる
- →どうせ全角/半角キーは使わないので、ChangeKeyを使ってWinキーにした
- マウスの挙動がおぼつかない。
- →Windows側でLogicoolのマウス制御ソフトを入れていたためだった。マウスの挙動をOSに任せる設定にし、ポインタの速度を調節した所、良い感じになった。
- マウスホイールの方向が、WindowsとMacで逆
- Windowsで逆にする方法がなかったので、Macの設定を変更
- Windows→Mac、Mac→Windowsに移動するとき、0.5秒くらい間がある
- 慣れよう。Synegyがスムーズ過ぎた。
まずSynergyを試してみて、それで駄目ならこのツールを使ってみるくらいの位置づけなのではないでしょうか。安くはないし、決して最高のツールというわけではないが、重宝する。
追記(2012/11/28)
WindowsでChromeにフォーカスが当たっている時に、Macに移動すると、マウスホイールが使えなくなる。またWindowsに戻って、デスクトップをクリックして、Macに移動すると正常になる。謎。