キーケット2025出展振り返り

キーボードマーケットトーキョー(通称:キーケット)2025が、2025年3月22日に開催され、そのイベントにサークル出展しました!

keyket.jp

何を出展したかどうかは、Webカタログ及び、お品書きブログ記事を参照ください。 本記事は、キーケット2025出展の、出展者としての振り返りの記事となります。 新作SparrowS v3に込めた工夫などは、今後別の記事で書きます。

catalog.keyket.jp

74th.hateblo.jp

ブースの様子

来場者の熱が高い!

キーケットに出展してまず思うのは「来場者が非常に多いのに、来場者の熱が高い!」ことです。

来場者の方は、自作キーボードの世界を覗いてみようという方も多かったと思いますが、より良い入力デバイスを求めて来られてると感じられる方が多かったです。

私自身の製作は、入力デバイスを改善したい、楽しみたい要求があって、それを実現するために入力デバイスを作ってきました。 新作分割キーボードSparrowS v3は、Sparrow62から3代目となり、自分が欲しかったものを煮詰めたものになっています。

展示においては、実際にそれらの改善したかったポイントや、実現したことを説明し、実際に触っていただきました。 説明や、体験を通して、やりたかったことに多くの共感をいただくことができました。 それも、2、30人くらいの方に共感いただけたように思います。 このようなことは通常のイベントでは数人程度で、なかなかなく、本当に来場者に感度の高い方が多かったと思います。 この感度の高さは自作キーボードの経験者に依らず、これから自作キーボードを始めようと思っている方もそうだったと思います。 これはキーケットの唯一無二の部分に思います。

来場いただき、さらに私のブースに足を運んでくださった方、本当にありがとうございました!!!

他に嬉しかったこと

過去の私の制作物(初代Sparrow62キーボード)を使ったことがある方もいらっしゃり、どのように使われていたのかお話を聞くことができました。

SparrowDialをみて、M5Dialをお家に眠らせている方を数人お見かけし、もっとM5Dialを活用したいという気にさせられたとの言葉は嬉しかったです。

キーケットの運営、イベントの場として良かったこと

設備面では、特に不自由はありませんでした。

通常のイベントの2スペース分あり、キーボード(それも分割)を3台横に並べるスペースがあり、それぞれスムーズに触ってもらうことができました。

1、2人ずつ体験するのもあって、4、5人並ぶこともありましたが、通路が充分に広く妨げるほどにはなっていなかったように思います。

サークルスペース側も大きめのトランクを持ち込んでいましたが、邪魔になることはなく、スペースに収めることができました。

今回のキーケットからWebカタログが整備されていました。来場者との最初の接点として、Webカタログを充実させれば良いと考えられるのは非常にありがたかったです。X上で広報をがんばらなくても、みんなWebカタログから見つけてくださると信じることができました。ブログと違って、載せられる情報が少ない分コンパクトにしようという思いが働きよかったです。

また、キーケットをきっかけとして、自作キーボードが集まる祭典となったため、来場されていない方もネット上で私のプロダクトを知るきっかけとなったようです。 イベントをきっかけに、Boothでの購入に繋がった方もいたように思います。 既にWebカタログの編集は締め切られているのですが、Webカタログに記載するリンクをBoothページにしておけば良かったと、ちょっと後悔しています。

キーケット運営は、人も多く大変だったと思います。Webカタログなど出展を支援する仕組みも非常にありがたく、運営を大変ありがとうございました!!!!

準備していたこと

SparrowS v3ではガスケットマウントを採用しました。その構造が見られると良いと思い、ケースの蓋を外した状態の展示も用意しました。実際にそれで構造を目で理解してもらうことができました。

去年、SparrowDialにM5Dialがどのように組み込まれているか、質問されることが数回ありました。実際にケースから外した状態の横に置き、配線面をお見せしました。これを見て行かれる方も多く、効果がありました。

購入しようか悩まれている方向けに、Booth通販誘導カードを用意していました。SparrowDIalでは30枚用意していましたが、全てなくなるほどお渡しできました。

実際にデバイスの操作をテストできるノートパソコンを用意していました。実際にポインタの精度を確認していただき、使えるという実感を得ていただくことができました。

クレジットカード決済ができるようにSquareを用意していました。おおよそ半数の方がクレジットカード決済を利用されました。

ガスケットマウントで、強めのスイッチも楽しめることを強調したく、左右分割キーボードの左右でタクタイル(Durock T1 POM Sunflower)と、リニア(Durock Black Lotus Linear)を用意して、それぞれ打鍵してもらい、楽しんでいただきました。

A3版のお品書きを展示していました。A3サイズのプラカードケースに、コンビニでA3プリントしたものです。まず、そちらを見ていただくことが多そうでした。

商品の特徴をA5サイズにまとめたカードを商品横に置いていました。こちらも見ていただけることが多かったようです。

反省点

前回、4キーボード、1モジュール、1マイコンボードキットと、多くの種類を持ち込みましたが、若干ブースのどこを見て良いか迷わせる形になってしまったと思っていました。そのため、今回は絞って持っていこうと思いました。

新作SparrowS v3をお披露目したいのと、去年多く注目いただいたSparrowDialの魅力はまだ褪せていないという思いがあり、この2つを持ち込みました。

SparrowS v3は、私としての私のエンドゲームとも感じる分割キーボードになりましたが、トラックパッドと組み合わせるというニッチなものです。説明、体験して、多くの方に共感してもらうことはできましたが、実際に購入に繋がることはお一人のみでした。購入いただいた方はこれを求めるようにさっと購入いただいて、嬉しかったです。 しかし、もう少しWebカタログ上で、プロダクトをわかりやすくするべきだったと、反省しています。

あと、前回の反省に、他のブースを回る時間を作るべきとしていましたが、サークル交流の時間を設けていただきましたが、皆さんお疲れだったのか片付け始めてしまい、交流する機会を逸してしまいました。それでもいくつか話を聞きに行くことはできました。

まとめ

キーケットは非常に参加者の熱が高く、非常に出展する甲斐があるイベントでした。 キーケット運営には、良いイベントを大変ありがとうございました! 多くの方も参加いただき、ブースを見ていただき大変ありがとうございました! 非常に充実した出展になりました。

来年の開催も楽しみにしております!!